羽毛布団のクリーニングは、「有名だから」「1枚料金が少し安いから」だけで決めるより、手元の布団が受付対象かを先に確認してから、枚数・サイズ・保管・洗い方で選ぶほうが失敗しにくくなります。
標準サイズを1〜3枚出して長期保管もしたいならリナビス、2枚を保管なしで出すならカジタク、クイーン・キングを含めて複数枚を出したいならふとんリネット、他の利用者の布団と分けた完全個別洗いを重視するならしももとクリーニングが候補です。
ただし、羽毛布団はサービスごとにサイズ上限や破れ・ノンキルトの扱いが異なります。2枚合わせの羽毛布団は「1組だから1枚」とは限りません。先に受付条件を外すと、料金表だけを見て申し込んだあとに返却される可能性があります。
この記事では、2026年9月9日時点の公式料金・取扱条件をもとに、羽毛布団を宅配クリーニングへ出すときの選び方を整理します。キャンペーン価格は変わりやすいため、通常料金を基本に比較しています。
先に結論|「どこがいい?」は4つの条件で分けると決めやすい
| こんな条件 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| シングル〜ダブルを1〜3枚、次のシーズンまで預けたい | リナビス | 通常布団コースに最大12か月の保管が含まれる |
| 標準サイズの羽毛布団を2枚、保管なしで出したい | カジタク | 2点パック13,640円。今回確認した主要3社の2枚通常料金では低め |
| クイーン・キング、または3〜4枚をまとめて出したい | ふとんリネット | クイーン・キングの追加料金が明示され、4枚18,920円 |
| 他の利用者の布団と混ぜない洗い方を優先したい | しももとクリーニング | 羽毛布団コースで完全個別洗いを明示 |
料金差が小さいケースもあります。たとえば羽毛布団1枚なら、リナビス10,400円、ふとんリネット10,450円、カジタク10,560円で、3社の差は最大160円です。1枚だけなら数十〜百円台の差より、保管が必要か、返却を急ぐか、サイズが対応範囲かを先に決めたほうが選びやすいでしょう。
料金を見る前に「その羽毛布団を受け付けてもらえるか」を確認する
羽毛布団は、素材名が「羽毛」なら何でも同条件で洗えるわけではありません。最初に見るべきなのは、キルト方法・側生地の状態・サイズです。
| 確認項目 | ふとんリネット | リナビス | カジタク | しももと |
|---|---|---|---|---|
| 羽毛布団 | 受付対象 | 受付対象 | 受付対象 | 受付対象 |
| クイーン・キング | 追加料金を明示 | 受付不可 | 1点パックはキングまで。2・3点はダブルまで | キング等は洗濯機に入らない場合があるため事前確認 |
| ノンキルト・接着式 | 受付除外 | ノンキルト・シームレスは受付除外 | 受付除外。接着剤仕上げも不可の場合あり | テープ接着の羽毛布団は受付不可 |
| 破れ・穴 | 受付除外 | 原則除外。ただし2cm×2cm程度は補修シール対応の案内あり | 状態により受付不可 | 大きな破れは不可。小さな穴は補修布で対応できる場合あり |
| 2枚合わせ | 2枚分 | 2点 | 申込前に個別確認 | 2枚扱い |
とくに見落としやすいのが2枚合わせです。肌掛けと合掛けをボタンやファスナーで組み合わせるタイプは、リナビスとしももとクリーニングでは2枚として数えます。ふとんリネットも2枚合わせは2枚分の料金です。
「ダブルだから2枚」ではありません。サイズと枚数カウントは別の話です。1枚のダブル掛け布団なら基本は1枚・1点ですが、2枚合わせなら同じカバーの中で使っていても2枚扱いになるサービスがあります。
宅配4社を料金・サイズ・保管で比較
下表は2026年9月9日に公式ページで確認した税込通常料金です。北海道・沖縄・離島の追加送料、サイズ加算、オプションは別途かかる場合があります。
| サービス | 1枚 | 2枚 | 3枚 | サイズの主な条件 | 保管 |
|---|---|---|---|---|---|
| ふとんリネット | 10,450円 | 13,750円 | 16,500円 | クイーン+550円/枚、キング+1,100円/枚 | 布団の保管サービスなし |
| リナビス | 10,400円 | 14,690円 | 16,400円 | シングル・セミダブル・ダブル。クイーン・キング不可 | 通常布団コースは最大12か月込み |
| カジタク | 10,560円 | 13,640円 | 19,250円 | 2・3点はダブルまで。1点パックはキングまで | 最長9か月。通常は+1,155円/パック |
| しももとクリーニング | 12,100円〜 | 枚数選択あり | 枚数選択あり | キング等は事前確認 | 保管付き商品あり。条件は申込時に確認 |
しももとクリーニングは現行の商品ページで1・2・3枚の選択肢がありますが、検索時に表示される価格は「12,100円〜」でした。2枚・3枚の金額を推測で補わず、枚数を選択した申込画面で確認するのが確実です。
送料まで含めて確認する
送料条件も4社で異なります。ふとんリネットは1個口8,800円以上で送料無料で、羽毛布団の1〜4枚パックはいずれもこの条件を満たします。リナビスは通常地域が送料無料で、北海道・一部離島は2,090円、沖縄は6,050円の追加送料。カジタクは商品代に送料を含みますが、沖縄県・一部離島は対象外です。
しももとクリーニングも基本送料は商品代に含まれます。北海道は追加送料、離島は見積もり、沖縄は受付外です。なお、北海道の追加送料は現行の公式ご利用ガイドで3,300円、羽毛布団の商品ページでは3,000円と表記差があるため、注文時の表示を最終確認してください。
枚数別に見ると、料金だけで有利な候補は入れ替わる
1枚は160円差なので、料金より条件を優先しやすい
1枚料金はリナビス10,400円、ふとんリネット10,450円、カジタク10,560円。今回の3社では160円の範囲に収まります。
リナビスは通常布団コースなら最大12か月保管付きですが、最短の返却目安は21営業日〜です。急ぐ場合は保管なしのお急ぎ布団コースを選べ、最短8〜20営業日と案内されています。
ふとんリネットは保管できない一方、受取日は預け日から最短10日後から選べます。カジタクは9月1日〜4月30日の保管なしなら集荷から12〜31日、5月1日〜8月31日は28〜47日が指定可能期間です。
1枚だけなら、春に洗って秋まで預けるならリナビス、早めに返してほしいならふとんリネット、キングサイズを1枚出したいならカジタクも比較、という分け方が実用的です。
2枚はカジタクとふとんリネットが近い
2枚はカジタク13,640円、ふとんリネット13,750円で差は110円。リナビスは14,690円です。
ここでカジタクを110円差だけで決める必要はありません。ふとんリネットはクイーン・キングの追加料金が明示されているため、大きいサイズを混ぜたいときに候補を残せます。反対に標準サイズ2枚で保管も必要なら、リナビスはクリーニング代に最大12か月保管が含まれるため、単純なクリーニング料金差だけでは比較できません。
3枚はリナビスとふとんリネットがほぼ同水準
3枚はリナビス16,400円、ふとんリネット16,500円で差は100円です。カジタクの3点パックは19,250円で、発送時に自宅の掃除機を使って1点ずつ圧縮して専用回収袋へ詰める案内があります。
標準サイズ3枚を次シーズンまで預けるならリナビス、保管は不要でクイーン・キングを含む可能性があるならふとんリネットのほうが比較しやすくなります。
4枚になると、ふとんリネット18,920円とリナビス20,000円
家族分など4枚をまとめる場合、ふとんリネットは18,920円、リナビスは20,000円です。ふとんリネットは4枚で1枚あたり4,730円まで下がります。
一方、リナビスは最大12か月保管を含めて20,000円。自宅の収納を空けたいなら、1,080円の差を保管条件まで含めて判断する価値があります。
クイーン・キングは「対応できるか」を料金より先に見る
大きな羽毛布団では、サービス選びが一気に絞られます。
- ふとんリネット:クイーンは1枚+550円、キングは+1,100円
- カジタク:1点パックはキングサイズ(210×230cm)まで。2・3点パックはシングル・セミダブル・ダブルが基本
- リナビス:クイーン・キングは申込み不可
- しももとクリーニング:キングサイズなど洗濯機に入らない布団があるため、発送前の確認を案内
キング1枚なら、今回確認した通常料金ではカジタクの1点パック10,560円と、ふとんリネットのキング加算後11,550円が具体的な比較候補です。ただし、寸法が規定内か、回収袋へ収まるかも確認してください。
「洗い方を重視する」なら完全個別洗いかも比較する
羽毛布団のクリーニング先を選ぶ基準は料金だけではありません。ほかの利用者の布団と一緒に洗うことを避けたいなら、しももとクリーニングの「完全個別洗い」は明確な違いです。
しももとクリーニングは羽毛布団をお湯と石けんでつけ込み洗いし、利用者ごとに分けて洗う方法を案内しています。現行の羽毛布団クリーニングは12,100円〜。通常価格だけなら1枚1万円台前半の他社より高めですが、「他の布団と混ぜないこと」に価値を感じるかで判断すると比較しやすくなります。
また、小さな穴なら補修布を貼って対応できる場合があります。大きな破れは基本的に受付不可です。古い羽毛布団や側生地に傷みがある場合は、価格表より先に状態を伝えて相談したほうが安全です。
保管したいなら「保管期間」だけでなく返却の自由度も確認する
羽毛布団を春に洗い、秋冬まで家から出しておきたい場合は保管条件が大きな比較軸になります。
| サービス | 保管条件 | 返却で見るポイント |
|---|---|---|
| リナビス | 通常布団コースで最大12か月 | 急ぎコースは保管なし。コース選択を間違えない |
| カジタク | 最長9か月。通常+1,155円/パック | 保管は集荷から4週間後以降。届け日の2週間前まで変更可能 |
| ふとんリネット | 布団保管なし | 返却後は自宅保管が必要 |
| しももとクリーニング | 保管付き羽毛布団商品あり | 申込時に保管期間・返却条件を確認 |
カジタクは確認時点で保管料無料キャンペーンが表示されていますが、キャンペーンは終了・変更される可能性があります。通常条件としては+1,155円/パックで考え、申込時に実際の適用価格を確認してください。
圧縮の条件は羽毛布団だからこそ見落とさない
宅配クリーニングでは、配送サイズを小さくするために圧縮を使うサービスがあります。ただ、羽毛・羽根布団は圧縮のしかたによって羽根へ負担がかかる可能性があるため、梱包方法まで確認しておきたいところです。
- ふとんリネット:シングル掛け・敷きは圧縮しなければ専用バッグに2〜3枚程度が目安。多い場合は圧縮袋を使用。返送は布団類を圧縮して届ける
- リナビス:集荷時は圧縮袋に詰めて発送する案内。お急ぎコースも基本は圧縮発送で、難しい形状は集荷バッグに入る形で発送
- カジタク:3点パックは自宅で1点ずつ圧縮して梱包。過度の圧縮は羽根を潰す可能性があると注意喚起
- しももとクリーニング:専用袋・配送サイズに収まるかを確認。大きい布団は配送方法が変わる場合がある
ふとんリネットも羽毛・羽根布団について、フェザーの比率が高いと圧縮で羽根が折れることがあると案内しています。返却後すぐ使う場合は、圧縮袋から出して風通しのよい場所で十分に空気を含ませる時間を取ってください。
古い羽毛布団・穴・ほつれがある場合は「送る前の確認」が最優先
羽毛布団のクリーニングで費用以上に避けたいのが、送ったあとに受付不可となるケースです。
ふとんリネットは破れ・穴のある品を取扱除外としており、送付した布団がすべて返却になると1個口3,300円、北海道・沖縄は4,400円の送料が発生します。カジタクも、側生地に穴・ほつれがあるものや、経年劣化で破れる可能性が高いと判断した羽毛布団は取り扱えない場合があります。
リナビスは洗えない布団として破れ・穴を挙げる一方、2cm×2cm程度の穴や擦り切れには無料の補修シール対応を案内しています。状態次第では不可になるため、「小さい穴だから必ず洗える」とは考えないほうがよいでしょう。
しももとクリーニングも大きな破れは基本的に受付不可ですが、小さな破れや穴なら補修布を貼って対応する場合があります。傷みがある羽毛布団は、写真や寸法を用意して事前に問い合わせられるサービスを選ぶと無駄な返送を避けやすくなります。
羽毛布団のクリーニング先を決める判断フロー
- ノンキルト・接着式、破れ・穴、特殊な側生地ではないか確認する
- シングル・ダブル・クイーン・キングのサイズを測る
- 2枚合わせなら「2枚」として料金を見積もる
- 次のシーズンまで保管したいか決める
- 1〜4枚の通常料金と送料・サイズ加算を比べる
- 圧縮梱包の手間や、完全個別洗いを重視するかで最終決定する
迷ったときは、標準サイズを保管込みで出すならリナビス、2枚を保管なしで出すならカジタク、クイーン・キングや4枚まとめならふとんリネット、個別洗いを優先するならしももとクリーニングから確認すると候補を絞りやすくなります。
羽毛布団は「どこが一番よいか」が全員共通ではなく、サイズ・枚数・側生地の状態・保管の有無で答えが変わる品目です。特に大きなサイズ、古い布団、穴やほつれがある布団は、申し込む前に受付可否を確認してから送ってください。
料金、送料、保管、納期、取扱条件、キャンペーンは変更される場合があります。最終判断はご自身で行い、申込み前に各社の公式サイトで最新の料金と対象サイズ、梱包方法、受付除外品まで確認してください。

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