せんたく便と白洋舍のどちらに出すか迷ったら、最初に確認したいのは「何着出すか」だけではなく、その中にコートやダウンが何着あるかです。
コート・ダウンなど単品料金が高くなりやすい冬物を5点まとめるなら、パック料金のせんたく便が選びやすい一方、セーター・シャツ・パンツなど比較的単価の低い衣類を5点出すなら、白洋舍のほうが総額を抑えやすいケースがあります。
理由は料金体系の違いです。せんたく便は「5点まで○円」というパック型、白洋舍のらくらく宅配便は衣類ごとに料金が決まる単品型。つまり、同じ5点でも中身によって比較結果が変わります。
この記事では、2026年9月9日時点の両社公式情報をもとに、5点の実利用例、送料、保管、納期、点数カウント、再仕上げまで同じ条件で整理します。
先に結論|せんたく便と白洋舍は「5点の中身」で選ぶ
結論を先にまとめると、冬物をまとめて出すならせんたく便、軽衣類や少量利用なら白洋舍が候補になりやすいです。ただし、白洋舍はクリーニング代8,800円未満だと送料2,090円が加わるため、品物代だけで比べないことが大切です。
| 比べる条件 | せんたく便 | 白洋舍 らくらく宅配便 |
|---|---|---|
| 料金体系 | パック型 | 衣類ごとの単品型 |
| 通常利用の代表料金 | 最速5パック 9,878円 | 衣類ごとの料金を合算 |
| 送料 | 原則パック料金に含む 北海道・沖縄・離島は別途1,980円 |
8,800円以上は送料負担なし 8,800円未満は2,090円 |
| 最短の目安 | 最短5営業日以降 | センター到着後、最短10日前後 |
| 保管 | 5点12,078円、最大11か月 | クリーニング代+季節保管110~550円/着 プレミアム保管3,960円/着 |
| 向きやすい使い方 | コート・ダウンをまとめる、総額を先に把握したい | 少量、軽衣類中心、衣類ごとにコースを選びたい |
※料金は2026年9月9日確認時点の税込表示。北海道・沖縄・離島など地域条件、オプション、衣類の素材・仕様によって変わる場合があります。
同じ5点でも料金は逆転する|2つの組み合わせで比較
せんたく便と白洋舍を比較するときに最も避けたいのが、「5点9,878円」と「コート2,970円」のように単位の違う金額だけを並べることです。実際に出す5点をそろえると、どちらが安くなりやすいかが見えます。
普段着5点なら白洋舍が低くなる例がある
たとえば、セーター2着、カジュアルシャツ2着、ズボン1着を出すとします。白洋舍のオリジナル料金で計算すると、セーター990円×2、カジュアルシャツ990円×2、ズボン1,100円で、クリーニング代は合計5,060円です。
この金額は8,800円未満なので送料2,090円が加わり、合計7,150円。せんたく便の最速5パック9,878円と比べると、この組み合わせでは白洋舍のほうが2,728円低い計算になります。
| 普段着5点の例 | せんたく便 | 白洋舍 |
|---|---|---|
| セーター2+カジュアルシャツ2+ズボン1 | 最速5パック 9,878円 | クリーニング5,060円+送料2,090円=7,150円 |
「5点パックだからいつでもせんたく便が安い」とは限りません。単価の低い衣類が多いほど、白洋舍の単品型が有利になりやすくなります。
冬物5点ならせんたく便が低くなる例がある
反対に、コート2着、ダウンジャケット2着、セーター1着ではどうでしょうか。白洋舍のオリジナル料金では、コート2,970円×2、ダウンジャケット3,520円×2、セーター990円で、合計13,970円。8,800円以上なので通常の送料負担はありません。
一方、せんたく便はコートもダウンジャケットも通常の衣類パックでは1点として数えられるため、5点なら最速5パック9,878円に収まります。この例ではせんたく便が4,092円低い計算です。
| 冬物5点の例 | せんたく便 | 白洋舍 |
|---|---|---|
| コート2+ダウンジャケット2+セーター1 | 最速5パック 9,878円 | 13,970円 |
ここが両社の決定的な違いです。せんたく便は高単価になりやすい衣類をパックに入れるほど料金メリットが出やすく、白洋舍は安価な品目を必要な分だけ出すと無駄が出にくい仕組みです。
白洋舍は8,800円の送料境界も見る
白洋舍はクリーニング代が8,800円以上なら送料の負担がなく、8,800円未満では2,090円かかります。そのため、7,000~8,000円台の注文では「あと1着追加したほうが総額差が縮まる」というケースも起こり得ます。
たとえばクリーニング代が8,000円なら送料込み10,090円ですが、8,800円なら送料負担がなく8,800円。白洋舍を選ぶときは、衣類単価だけでなく8,800円のラインをまたぐかまで確認すると判断しやすくなります。
保管は「最大期間」だけでなく返却ルールが違う
保管を使う場合、せんたく便と白洋舍は料金の組み立て方だけでなく、返却時期の考え方も異なります。
せんたく便は5点12,078円で最大11か月保管
せんたく便の保管5パックは、クリーニングと保管を合わせて12,078円です。冬物は2月から8月末まで受け付け、9月11日~12月31日の返却期間から選ぶ案内があり、最大11か月保管。夏物は9月から1月末まで受け付け、3月~5月の返却期間が設定されています。
「5着まとめて洗って、そのまま次のシーズンまで預けたい」という使い方なら、料金が最初からパックになっているぶん総額を把握しやすいのが特徴です。
白洋舍は季節保管が1着110円から
白洋舍はクリーニング料金に保管料を追加する方式です。季節保管は、ジャケット・セーター・ズボン・スカートなどが1着110円、スーツ・コート・ワンピースなどが1着220円、ダウン製品が1着550円。比較的低料金で保管を付けられます。
ただし、返却時期は自由に何月でも選べるわけではありません。3~6月に預けた衣類は当年10月、9~12月に預けた衣類は翌年3月に発送される仕組みで、公式利用規約では保管期間中の途中出庫はしないと明記されています。
また、カシミヤやアンゴラなどの獣毛、シルク、人工皮革などのデリケート素材は季節保管の対象外です。こうした衣類向けには1着3,960円のプレミアム保管がありますが、人工皮革など対象外となる品もあります。
保管料金だけを見ると白洋舍が低く見える品目もありますが、せんたく便は長期のパック保管、白洋舍は低額な季節保管を衣類ごとに追加という違いがあります。返却時期まで含めて選ぶのが現実的です。
急ぎならせんたく便、白洋舍は日程に余裕を持つ
通常の衣類クリーニングでは、納期の案内にも差があります。せんたく便の最速パックは最短5営業日以降の指定が可能です。
白洋舍のらくらく宅配便は、センター到着後、最短10日前後でのお届け。日時指定がない場合は3週間前後という案内です。素材や工場の状況によって長くなる場合もあります。
来週使う予定がある衣類なら、料金だけでなく納期を先に確認したほうが安心です。特に礼服・制服など急に必要になる可能性がある衣類は、せんたく便でも納期上の注意事項があります。
集荷方法と点数カウントにも違いがある
せんたく便は初回にヤマト運輸が集荷し、2回目以降は集荷に加えてヤマト運輸の取次店や提携コンビニから発送する方法も案内されています。白洋舍の衣類らくらく宅配便は、申込み後にヤマト運輸の配送員が宅配用ダンボールを持参し、その場で衣類を入れて集荷する流れです。
点数の数え方では、せんたく便はスーツ上下が2点、スリーピースが3点、コート・ダウンジャケット・セーターなどは各1点です。コートのベルトやフードなどの付属品は点数加算されません。子供服は2着で1点カウントという案内もあります。
ただし、パックの「5点まで」はバッグやダンボール容量も上限です。厚手のダウンなどで容量を使い切れば、指定点数まで入らない場合があります。点数だけ見て無理に詰め込まないほうがよいでしょう。
白洋舍はパックの点数制ではなく、工場到着後に品目を確認して料金を確定します。コートとジャケットは裾がお尻の位置を超えるかどうかで分類するなど、品目判定によって料金が変わる点に注意が必要です。
デリケート素材を出すなら白洋舍はコース差を確認
カシミヤ、アンゴラ、シルク、ベルベット、人工皮革の付属品、ビーズやスパンコール付きなど、白洋舍が「デリケート素材」とする衣類は、通常のオリジナルではなくローヤル扱いになります。
たとえばコートはオリジナル2,970円に対しローヤル5,940円、ダウンジャケットは3,520円に対し7,040円です。普段着のオリジナル料金だけで比較して申込むと、想定より金額が上がる可能性があります。
せんたく便の通常衣類パックでは皮革・毛皮、着物・和服、肌着・下着など対象外品があります。高級ダウン向けには通常パックとは別に「プレミアムケアダウン」が用意されているため、ブランドダウンなどは通常5点パックだけで判断せず、対象コースの条件を確認してください。
再仕上げ・補償は到着後すぐ確認する
せんたく便は公式サイトで無料の再仕上げを案内しています。トップページでは「30日間無料」とされる一方、ご利用ガイドには「原則納品後1週間以内に連絡」との記載もあります。公式ページ内で表現が異なるため、仕上がりが気になる場合は到着後すぐに確認し、タグを外す前に問い合わせるのが安全です。
白洋舍は、未着用でクリーニングタグ・伝票があることなどを条件に再処理を行い、再処理費用と配送料は無料と利用規約に記載されています。品質に関する申し出は受け取りから3か月を超えると対応できない旨も明記されています。
どちらも「シミが必ず落ちる」「どんな衣類でも新品同様になる」といったサービスではありません。生地やシミの状態によって処理できないことがあるため、返却されたら早めに状態を確認しましょう。
せんたく便が向いている人・白洋舍が向いている人
せんたく便を選びやすいのは、コートやダウンを5点・10点とまとめて出したい人です。品目による単価差がないパック型なので、単品料金が高くなりやすい冬物ほど総額を予測しやすくなります。最短5営業日以降の案内があるため、白洋舍より早い返却を重視する場合にも候補です。
白洋舍を選びやすいのは、セーターやシャツなどを少量だけ出したい人、衣類ごとにオリジナル・ローヤルを選びたい人です。軽衣類中心なら、送料を含めてもせんたく便5点パックより低いケースがあります。季節保管を1着単位で付けたい人にも使いやすい料金体系です。
迷ったときは、次の順で考えると整理しやすくなります。
- 出す衣類を5点、10点など実際の点数で並べる
- コート・ダウンなど高単価品が半分以上なら、せんたく便のパック料金を確認する
- シャツ・セーター・パンツ中心なら、白洋舍の単品料金を合算する
- 白洋舍は8,800円未満かどうかを確認し、送料2,090円を加えて比較する
- 保管するなら料金だけでなく、返却期間と途中出庫の可否まで見る
まとめ|「何点」より「何を出すか」で決める
せんたく便と白洋舍の比較では、単純な1点単価だけで優劣を決められません。
5点の中にコートやダウンが多いならせんたく便、セーター・シャツ・パンツなど低単価品が中心なら白洋舍を先に見積もるのが分かりやすい選び方です。
保管については、せんたく便が最大11か月のパック型、白洋舍が1着ごとに追加する季節保管・プレミアム保管。急ぎなら最短5営業日以降を案内するせんたく便、少量を衣類別料金で出したいなら白洋舍という違いもあります。
料金や送料、受付期間、納期、保管条件、対象品は変更されることがあります。最終的には出したい衣類を具体的に並べ、申込み前に各公式サイトで最新の料金・送料・納期・保管・取扱条件を確認してください。

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