コートを宅配クリーニングで保管するなら?1・3・5着別の料金と返却・素材条件【2026年9月】

コートを宅配クリーニングで保管したい場合は、最長保管期間より先に「何着預けるか」と「コートの素材・付属品」を確認すると選びやすくなります。

理由は、宅配クリーニングの保管には「1着ごとの料金型」と「3点・5点などのパック型」があり、コート1着と5着では有利な料金体系が変わるためです。さらに、普通のウールコート、カシミヤコート、合皮を使ったコート、リアルファー付きコートでは、同じサービスでも保管対象になるかどうかが異なります。

2026年9月9日時点の公式条件を確認すると、1着だけなら白洋舍のような1着課金型や、1着から取り出せるリネットクロークが比較しやすく、3着ならリナビスの3点コース、5着ならリネット プレミアムクロークやリナビスの5点コースが候補になります。

ただし、料金だけで決めるのは早計です。返却日を後から変えられるか、1着だけ先に取り出せるか、ベルト・ライナー・ファーが何点扱いになるかまで見ておくと、シーズン前に困りにくくなります。

先に結論|コートは「1着・3着・5着以上」で選び方が変わる

コート保管は、預ける着数によって向くサービスのタイプが変わります。

預けたいコート 比較しやすいタイプ 確認ポイント
1着 1着課金・単品保管 送料と会費を含めた総額
2〜3着 3点パックまたは単品型 余るパック枠がないか
5着前後 5点パック 保管期間・返却変更・素材条件
厚手コートを多数 パック型 点数だけでなく集荷バッグ容量
カシミヤ・ファー・合皮 素材対応を確認できるサービス 通常保管の対象外にならないか

たとえば3着しかないのに5点パックを選ぶと、使わない2枠分まで料金を払うことになります。一方、5着すべてがコートなら、1着ごとの料金型より5点パックのほうが総額を抑えやすいケースがあります。

つまり、「コートを預けられる会社はどこか」ではなく、自分のコートの着数と素材を、そのサービスの料金単位に合わせることが大切です。

コート保管で比較したい主な宅配クリーニング

以下は2026年9月9日時点で各社公式情報を確認した内容です。キャンペーン価格は通常料金として扱わず、比較しやすい代表条件を記載しています。

サービス コート保管の料金の見方 保管・返却 コート特有の注意点
リネットクローク 通常のコートクリーニング2,390円+保管297円/月・着。プレミアム会員は毎月1着分の保管料が無料 期限なし。1着から取り出し可 プレミアム会員限定。取り出し手数料・送料条件あり
白洋舍 らくらく宅配便 通常コート2,860円+季節保管220円/着 春季預かりは10月、秋季預かりは翌3月返送 カシミヤ等は季節保管対象外。別のプレミアム保管あり
リナビス 3点7,800円、5点9,810円 最大12ヶ月 1着だけの先行返却不可。ライナー・ベルト等の数え方に特徴あり
リネット プレミアムクローク lite 5点9,680円 最大9ヶ月 liteは受取日の変更不可。毛皮・皮革・合皮等は保管対象外
東京ガス 5点12,100円。保管付きと保管なしが同一価格 最大11ヶ月。返送は集荷60日後以降、返送可能月に条件あり 合皮・毛皮等は対象外。北海道・沖縄はサービス対象外

同じ「コート保管」でも、料金の仕組みがかなり違います。1着だけなら単品型、3着なら3点パック、5着なら5点パックというように、まず点数をそろえてから比較してください。

コート1着だけなら「パック料金」より単品型を先に確認

コートを1着だけ保管したい場合、5点パックを申し込むと4枠余ります。1着利用では、単品型の総額を先に確認するほうが合理的です。

白洋舍|通常コート1着ならクリーニング+季節保管を組み合わせられる

白洋舍のらくらく宅配便では、通常コートのオリジナルクリーニングが1着2,860円、季節保管のコートは1着220円です。

クリーニング料金が8,800円未満の場合は送料2,090円がかかるため、通常コート1着だけを季節保管する例では、2,860円+220円+2,090円=5,170円がひとつの目安になります。

これは通常コート・季節保管を利用し、沖縄・離島等の追加費用がない場合の計算例です。請求書払いを選ぶ場合の手数料など、支払方法による費用は含めていません。

なお、カシミヤやアンゴラ、シルクなどのデリケート素材は季節保管の対象外です。こうしたコートは、通常コートと同じ220円保管として計算できません。

リネットクローク|返却時期が読めない1着に向く

リネットクロークは、通常のリネットでクリーニングした衣類を月額制で保管するサービスです。コートの通常クリーニングは1着2,390円、保管利用料は1着あたり月額297円です。

プレミアム会員は毎月1着分の保管利用料が無料ですが、サービス自体がプレミアム会員限定で、会費は月額429円。クリーニング料金が3,300円未満の場合は通常地域でも往復送料1,980円がかかります。

このサービスの大きな違いは、保管期限がなく、必要になったコートだけ1着から取り出せることです。取り出しのみの場合は1回220円の手数料と880円の送料がかかりますが、返却月を何ヶ月も前に固定したくない人には分かりやすい仕組みです。

1着の保管料が無料枠になるとしても、会費・クリーニング料金・預け入れ時の送料・取り出し時の費用まで含めて判断してください。

コート3着なら3点パックが無駄を出しにくい

コート3着をまとめて保管するなら、3点ちょうどのコースがあるサービスは比較しやすくなります。

リナビスの衣類3点コースは7,800円で、最長12ヶ月の無料保管が利用できます。3着すべてが1点扱いのコートなら、単純計算で1着あたり2,600円です。

5点パックを3着だけで使う場合と違い、余り枠がありません。少量のコートをまとめて次のシーズンまで預けたい人に合いやすい点数設定です。

一方、コートの付属品は事前に確認が必要です。リナビスでは、取り外し可能なライナー、ベルト、フードは基本的に追加1点として数えません。ただし、取り外せるリアルファーはコート1点+ファー1点の計2点としてカウントされます。

たとえばリアルファーが取り外せるコートを3着出すと、「コート3点だから3点コース」とは限りません。ファーを何点として扱うかまで数えてから注文しましょう。

コート5着なら5点パック同士を比べやすい

コートが5着ある場合は、5点パックの料金と保管条件を同じ点数で比較できます。

2026年9月9日時点の通常料金例では、リネット プレミアムクロークのlite 5点パックが9,680円、リナビスの衣類5点コースが9,810円、東京ガスの衣類5点パックが12,100円です。

ここで注目したいのは、リネット プレミアムクロークとリナビスの差が130円しかないこと。5着保管では、この程度の料金差なら保管期間や返却条件、素材対応を優先したほうが選びやすくなります。

リネット プレミアムクローク|9ヶ月で足りるなら5着をまとめやすい

プレミアムクロークは5点・10点・15点のパック型で、現在の公式案内では最大9ヶ月保管。コートやジャケットはハンガーで保管されます。

コートに付属するインナーやベルトは、本体と合わせて1点として数えます。一方、リアルファー、毛皮、皮革、合皮製品などは取扱除外品です。取り外せる毛皮のフードなら外して自宅で保管し、本体だけを預ける形になります。

また、liteコースは受取日の変更ができません。予定より早くコートが必要になる可能性があるなら、価格だけでなく返却条件を確認しておきましょう。

リナビス|12ヶ月保管したい5着に合わせやすい

リナビスの衣類5点コースは9,810円で、最長12ヶ月の保管が利用できます。カシミヤやアンゴラなどの上質素材も、衣類コースでは素材による追加料金なしと案内されています。

ただし、皮革・合成皮革の衣類などは保管できません。また、工場到着後は受取日時の変更が原則できず、保管中の「1着だけ先に返してほしい」といった個別対応にも対応していません。

5着を同じ時期までまとめて預けるなら使いやすい一方、秋口に1着だけ早く使う可能性がある場合は、そのコートを別にしておくほうが安全です。

東京ガス|5着とも同じパック料金で、保管付き・なしが同額

東京ガスの衣類クリーニングは、保管付きと保管なしが同一料金です。5点パックは12,100円で、保管付きなら最大11ヶ月。集荷・返送とも送料込みです。

コート1着は1点としてカウントします。ベルト、ファー、フード、ライナーなどの付属品は追加点数になりませんが、公式案内ではこれらの付属品自体はクリーニングしません。

注意したいのは返送時期です。保管付きは集荷から60日後以降の返送で、返送可能月は3〜5月・9〜12月。夏の途中など、好きな月に必ず受け取れる仕組みではありません。

また、合皮・ウレタン加工・ボンディング加工、皮革・毛皮製品などは取扱除外です。海外購入品・並行輸入品なども利用規約上の除外品に含まれます。

普通のコート・カシミヤ・ファー付きでは保管先が変わる

「コート対応」と書かれていても、すべての素材・付属品を同じ条件で保管できるわけではありません。

コートのタイプ 申込前に見るポイント
一般的なウール・ポリエステル等のコート 点数、パック料金、返却時期を比較
カシミヤ・アンゴラ等 通常保管の対象か、高級素材用コースが必要か
リアルファー付き 取り外し可否、ファーの点数、保管対象か
合皮・人工皮革を使用 クリーニング・保管自体が対象外でないか
ダウンコート 通常コートと同じ点数か、保管料金区分が変わるか

カシミヤコートは「通常コート料金」のまま考えない

白洋舍ではカシミヤなどのデリケート素材はオリジナルではなくローヤル扱いとなり、季節保管の対象外です。デリケート素材向けのプレミアム保管は1着3,960円で、クリーニング料金も別途かかります。

一方、リナビスはカシミヤやアンゴラ等でも素材による追加料金なしと案内しています。高級素材だから必ず高額な専用コースになるわけではなく、サービスごとのルール差が大きい部分です。

リアルファーは「付属品だから無料」と決めつけない

ファーの扱いは特に差が出ます。リナビスでは取り外せるリアルファーは追加1点扱い。リネット プレミアムクロークはリアルファー自体が保管対象外で、取り外せる場合は本体だけを預けます。

東京ガスではコートの付属ファーは点数には含めないものの、付属品自体はクリーニングしない扱いです。

「コート1着=必ず1点、付属品も全部洗って保管」とは限りません。 注文前に、実物のベルト・ライナー・フード・ファーを確認してください。

厚手コートは点数より先に集荷バッグがいっぱいになることがある

パック型は「5点まで」「10点まで」と点数上限が決まっていますが、厚手のコートではバッグ容量も無視できません。

東京ガスの保管付き衣類用集荷バッグは、縦48cm×横43cm×高さ41cm。公式案内では、入りきらない場合は衣類を圧縮して入れるよう案内されています。

薄手のトレンチコート5着と、厚手のロングコートやダウンコート5着では必要な容量が違います。パック点数だけで申し込まず、実際に集荷バッグへ収まりそうかまで確認しておくと安心です。

特に家族分のロングコートやダウンをまとめる場合は、コート以外のニットやジャケットを同じパックへ入れる余裕があるかも見てください。

「途中で1着だけ必要」になりそうなら最初から分ける

保管付きクリーニングで困りやすいのが、秋の急な冷え込みや出張などでコートが1着だけ必要になるケースです。

リナビスは保管中の1着だけを先に返す個別対応ができません。リネット プレミアムクロークもパック式で、liteは受取日の変更ができません。

一方、リネットクロークは1着から好きなタイミングで取り出せます。

そのため、返却時期が読めないコートは、ほかの5〜10着パックに混ぜず、1着単位で取り出せる保管へ分けるという方法もあります。

通勤用の薄手コート、礼装で使うコート、出張で使うアウターなどは「次の冬まで絶対に使わない」とは限りません。保管料の数百円差より、必要なときに取り出せるかを優先したほうが使いやすいケースがあります。

コート保管を申し込む前の判断フロー

最後に、コートを宅配クリーニングで保管するときの確認順を整理します。

  1. コートを何着預けるか数える
    1着、3着、5着以上で料金タイプを分ける。
  2. 素材表示を見る
    カシミヤ、アンゴラ、合皮、皮革、毛皮などがないか確認する。
  3. 付属品を確認する
    ベルト、ライナー、フード、リアルファーが追加点数や対象外にならないかを見る。
  4. 返却時期を決める
    一斉返却でよいか、1着だけ早く必要になる可能性があるかを考える。
  5. 点数とバッグ容量を確認する
    厚手コートがパックの集荷バッグへ収まるかを見る。
  6. 最後に総額を比較する
    クリーニング代、保管料、送料、会費、取り出し費用まで含める。

コート保管では、保管期間の長さだけを比べるより、この順番のほうが自分に合うサービスを絞りやすくなります。

まとめ|コート保管は「着数→素材→返却」の順で決める

コートを宅配クリーニングで保管するなら、最初に着数を数え、次に素材・付属品、最後に返却条件を確認するのがおすすめです。

1着だけなら単品保管、3着なら3点パック、5着前後なら5点パックを比較すると、使わない枠を減らしやすくなります。5着の通常料金例では、リネット プレミアムクロークliteとリナビスの差は小さいため、保管月数や返却条件、リアルファーなどの扱いまで見て選ぶのが現実的です。

カシミヤ・合皮・皮革・毛皮、取り外せるファー付きのコートは、一般的なコートと条件が異なることがあります。「コート対応」の一言だけで判断せず、実物の素材表示と付属品を確認してから申し込んでください。

料金、送料、保管期間、返却可能時期、会員条件、取扱品は変更される場合があります。最終判断はご自身で行い、申込み前に各サービスの公式サイトで最新の料金・保管・返却・取扱条件を確認してください。

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